読書メモ
私たちが現在享受している社会の富は、
現在の私たちの労働だけでなく、
過去の世代の労働の遺産からも成り立っているとすれば、
その分は私たち全てが平等に継承すべきである。
ほとんど全ての社会保障公共サービスは、
収入で差別していない。
なぜ、生活保障だけは差別しているのか?
生きること自体が報償の対象である。
報償とは他人の仕事との交換の価値であり、
他人が交換したくないと思うのであれば、
それは価値がないと思われる。
そのため、生きること自体は報償にはならないのではないか?
ベーシックインカムは別に、一律の値段でなくても良い。
生活にお金のかかる障害者には多く払うようにしても良い。
ベーシックインカムによって、金銭に重みを置くのか?
それとも時間に重みを置くのかを選択する自由が得られる