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Personal Internet Rinko (PIR):自己位置推定に関する論文の要約やそれに対する意見をブログに書くことについて

読書メモ

研究をしていると,たくさんの論文を読む必要があります.

特に,私のような学生の場合,研究の分野に関する知識がないため,

日々多くの論文を読む必要があります.

私の場合,おそらく研究活動の半分は関連研究の調査に費やされています.

(上野千鶴子さんの”知識の間隙にしか,

 オリジナリティは生まれない”は自分にとって研究のモットーになっています.)


しかし,多くの学生がそのようにたくさんの論文を読んでいるのにも関わらず,

その知識を個人のものだけにしておくのは,少し勿体無いことだなと思っていました.

その論文のキモの部分や,その論文の結論(なにができて,なにがわかったのか?)などが,

多くの同じ分野の研究者(特に学生)と共有することができるのであれば,

もっと研究がスムーズになると思いますし,

自分が知らなかった論文などにも触れることができると思います.

また,そこでコミュニケーションの輪が広がり,

研究仲間が増やすことができたらもっと素晴らしいことです.

つまり,よくゼミなどで行われる輪講をインターネット上で個人的に行い,

それを不特定多数の同じ分野の研究者のために公開するということです.



例えば,

アマゾンなどでは,それぞれの本に,読者による簡単な概要やその本に対する意見が複数書かれています.

これと同様のことが学術論文でもできないことかと,思っていました.

例えば,日本語論文では,概要と簡単な意見,

または自分が思うその論文の技術のすばらしいところやまだ解決されていない問題についてなど.

特に,綺麗にまとめる必要もなく,箇条書きでブログにアップすれば,その論文の存在だけでも,

多くの人に伝えることができると思います.

また,英文論文の場合,論文の要約だけではなく,簡単な論文の流れなども説明してあげれば,

他の研究者が,その論文が自分にとって読む価値があるのどうかを,

日本語で簡単に判断することができると思います.



基本的には,その論文のタイトルや著者,出典を明記して,

後は,自分の言葉で説明を加えれば,著作権にはふれないと思います.

(もちろん論文そのものはアップできないので,

論文が手に入るリンク先だけでも明記するといいと思います)

また,参照された論文の著者の方も,おそらくそのように自分の論文が読まれていることがわかれば

嬉しいと思います.(とりあえず,自分なら嬉しいです)



私は,移動ロボットの自己位置推定の研究を行っているので,

とりあえず今後は,自分が読んだ論文についての内容をドシドシ上げていきたいと思います.



このように,読んだ論文の情報をインターネットで共有することが一般的になることを夢見て.


P.S

ちなみに,今思いついたのですが,このような行為を"個人ネット輪講 (Personal Internet Rinkou:PIR)”と勝手に名付けました.

特に深い意味はありません.

そのままの意味です.

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