目次
- 目次
- はじめに
- OSのインストール
- 日本語キーボードレイアウトにする
- vimを入れる
- IPアドレスを固定する
- デフォルトユーザpiのパスワードを変更する
- sshサーバの設定
- VNCサーバのインストールと起動
- セキュリティの初期設定をする
- 最後に
- 参考資料
- MyEnigma Supporters
はじめに
ネットを見てたら、
Raspberry Pi 3のセットが、
かなり安くで売っていたので、
つい買ってしまいました。
ブームからはかなりズレていますが、
OSをインストールし、
ディスプレイやキーボード, マウスに繋げなくても、
Macから操作できるようにセットアップしたので、
その方法をメモしておきたいと思います。
OSのインストール
使い慣れているubuntuを入れてもいいですが、
なんとなく、Raspbianを入れることにします。
下記から、最新のOSのファイルをzipでDLしておきます。
基本的には、下記の記事通りにOSをインストールしました。
ただ、上記の記事では書いてなかったことを補足しておきます。
まずOSのzipファイルですが、
サイズが大きすぎて、通常のMacのzipツールだと展開できなかったので、
下記のフリーのMacツールで展開しました。
The Unarchiver | Top Free Unarchiving Software for macOS
また、OSのイメージファイルの書き込みは、
結構時間がかかりました。
(自分のMacの場合は5分ぐらい)
パスワードを入力した後は、気長に待ちましょう。
日本語キーボードレイアウトにする
Preference->Mouse and Keyboard Setting
から設定できます。
vimを入れる
すでにデフォルトで入っている気がしますが、
自分の手癖でvimコマンドで起動したいので、
もう一度入れておきます。
sudo apt-get update
sudo apt-get install vim
IPアドレスを固定する
sshでログインするために、
IPアドレスを固定しておきます。
やりかたは下記の通りです。
MacからルータのIPアドレスを確認するのは、
下記の通りです。
http://windowsmac.net/?p=2280windowsmac.net
デフォルトユーザpiのパスワードを変更する
sshでログインするデフォルトユーザpiは、
パスワードがraspberryに初期設定されているので、
危ないのでパスワードを変更しておきます。
普通にlinux的に変更してもいいですが、
Raspbianには、デフォルトでraspi-configという
環境設定用CUIツールがあるので、
それを使いたいと思います。
ターミナルから
$sudo raspi-config
と入力して、メニューの2: Change User Passwordを選んで、
パスワードを変えておきます。
sshサーバの設定
下記の記事の通り、2016年からセキュリティの問題で、
Raspbianはデフォルトではsshのサーバがオフになっています。
そこでパスワードを変更したら、
先程利用したraspi-configを再度起動して、
5: Interfacing Optionsからssh serverを選んで、
sshのサーバを起動しましょう。
そうすれば、macのターミナルから
$ ssh pi@192.168.1.2
とかで入れるようになるはずです。
また、raspi-configで設定した場合、
再起動しても自動でsshサーバが起動するようになります。
VNCサーバのインストールと起動
基本はsshとvimで十分ですが、
デスクトップを見て操作したい時もあると思うので、
一応VNCサーバを設定しておきます。
ネットを調べていると、
RaspbianのデフォルトのVNCサーバではなく、
tightvncserverという別のソフトを
aptで入れる方法を使っている人が多いようですが、
VNCサーバの自動起動設定が面倒くさそうなのと、
後述のViewerアプリがよく出来ていたので、
今回はRaspbianのデフォルトのVNCを使いたいと思います。
VNCサーバのセットアップ
基本的には下記の通りです。
初めに、下記のコマンドでVNCのソフトウェアを最新版に更新し、
$ sudo apt-get upgrade realvnc-vnc-server realvnc-vnc-viewer
あとは先程のraspi-configで、
sshの設定があった場所と同じ所にあるVNCサーバの設定で、
VNCサーバをEnableします。
これでRaspberry Piを再起動しても、
VNCサーバが自動起動します。
VNCクライアントのセットアップ
先程のVNCの設定の公式ドキュメントにあるとおり、
下記のrealvncというクライアントを使います。
iPadとiPhone, Macなど一通りのプラットフォームで
VNCクライアントが使えるようになっており、
使い勝手もよさそうです。
またクラウドにアカウントを作ると、
接続先を各端末で同期できるようです。
こちらをインストールして、
先程設定したIPアドレスとパスワードで
リモートデスクトップにログインできます。
ちなみにMacのFinderには、
デフォルトでVNCクライアントの機能がありますが、
バージョンの互換性というエラーが出て、
ログインできませんでした。
どうしても、MacのデフォルトのVNCクライアントを使いたい人は、
tightvncserverを使ったほうがいいかもしれません。
セキュリティの初期設定をする
Raspbianの初期設定は、
すこしセキュリティ的に危ないので、
設定を追加しておきます。
基本的には、下記の記事を参照して、
Raspbian の初期設定 その1 (OSインストール ~ SSHログイン) - こまけぇこたぁいいんだよ!!
http://d.hatena.ne.jp/dekovoko/20140508/1399544708d.hatena.ne.jp
下記の設定を実施しました。
rootユーザのパスワードの設定
新しいユーザの追加 (piユーザは使わない)
piユーザの削除
最後に
下記の記事は自分のRaspberry Piの利用例の記事です。
参考資料
MyEnigma Supporters
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