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Vimユーザのためのlessコマンドによるファイル閲覧入門


Unix考古学 Truth of the Legend (アスキードワンゴ)

目次

はじめに

サイズの大きいテキストファイルや、

ログファイルを見る時に、

今までは、

$ vim -u NONE

でvimでそのファイルを開いて見ていたのですが、

vimは一度そのすべてのファイルをメモリ上に読み込んでしまうので、

サイズの大きいファイルだと、やはりつらいなと思っていました。

 

そこで、最近になって、Unixのpagerとして有名な

lessコマンドを変わりに使い始めた所、

vimユーザである自分には、かなり使いやすかったので、

便利な使い方をまとめておきたいと思います。

lessコマンドの特徴

大きなファイルの閲覧を高速にできる

lessは、viやvimと違い、表示部分のみを逐次的に読み込むので、

大きなサイズのファイルを閲覧しても、

かなりサクサク表示したり、検索することができます。

 

大抵のOSで、Unixツールの一つとして使える

もちろんUbuntuや、Mac, Winsowsのgit bashでも使えるので、

様々な環境で同じツールが使えるのは大きなメリットだと思います。

 

操作の方法がvimに似ている

j, kで行を移動できたり、

Ctrl+Fで1ページ進んだり、

スラッシュで文字検索、

g, Gでファイル先頭や末尾に移動できたりなど、

vimと操作体系が似ているので、

vim使いにとっては、すぐに使えると思います。

 

lessの基本的な使い方

基本操作系

  • j, k: 一行上下移動

  • Ctrl+F: 1ページ上下移動

  • q: lessの終了 (:wqでも一応終わります。)

  • 数字 g: 指定して数字の行数に移動

  • -N: 行番号表示 (起動時のオプションとしても指定可)

  • -S: 長い行を折り返さない (起動時のオプションとしても指定可)

  • h: ヘルプを見ることができます。qで元に戻ります。

  • -Rr: 色のエスケープシーケンスをそのとおりに解釈してを色で表示 (起動時に-Rでオプション指定可)

  • esc+u: 検索のハイライトを消す

 

検索

スラッシュ/のあとに単語を入れると検索できます。

vimと同様、nで次の検索結果、Nで前の検索結果にジャンプできます。

 

grep

ある文字が含まれている行のみを表示したい場合は

& {文字} で検索し、その行だけを表示できます。

 

ログ監視

時々刻々とデータが追加されるログファイルなどを監視したい場合は、

tail -f コマンドを使う場合が多いですが、

lessでも同じようなログ監視をすることができます。

$ less +F {file}

か、lessで開いたあと、"F"でログ監視モードになることができます。

このモードでは、データが書き込まれるたびに、

表示が更新されます。このモードを終わりたいときは、

Ctrl+Cで通常のlessモードに戻ります。

zenn.dev

  

参考資料

blog.daich.org

prograshi.com

【Linuxコマンド基礎】lessでファイルの中身を快適に閲覧する | Web Apps Labo

linuc.spa-miz.com

qiita.com

www.clear-code.com

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