ちょっと興味があったので、
調べてみた際のメモです。
1. 自動車の将来の車載OSの流れがLinuxを使用したものになっている。
参考資料にあるように自動車の車載OSは、
低コストと開発効率の向上、他の自動車会社とのプラットフォームの
共有化などを目的としてLinuxを車載OSに使用する流れが起きている。
トヨタはICT機器にLinuxを利用することを2011年に発表し、
海外の自動車メーカはAutomotive Grade Linux(AGL)という
ワーキンググループを設立し、車載用LinuxOSを共同で開発をしている。
2. ICTシステムのための通信やGUIのソフトウェアが豊富
サーバ用途やPC用途で培われた高品質な通信ソフトやGUIソフトが、そのまま使用できる。
また、それらを使用したことのある技術者も多く、情報もインターネット上に多い。
3. 信頼性が高い
Linuxは世界中のサーバやPCで使用されており、OSとしての信頼性が高い。
利用実績が非常に多いため、コンパイラや、ファイルシステムなどにバグが少ない。
4. 導入コストが低い
OSそのもののロイヤリティがフリーであるため、低価格で利用できる。
また開発・先行研究用の環境としては、
普通のPCを購入し、無料のLinuxをインストールするだけであるため非常に低コスト。
また、様々な通信ソフトなどもオープンソースで無料であることも多い。
5. PCレベルの高スペックCPUと大容量メモリにOSが最適化されている。
VxWorksや、TKernelなどの組み込みOSは
低スペックのCPUやメモリ上で駆動することを前提としており、
通常のPCレベルのスペックでは高スペック過ぎて、
ハードウェアの性能を使いこなせない可能性がある。
参考資料
・組み込みLinux業界動向:組み込みLinuxのメリットと弱点は何か? (1/2) - MONOist(モノイスト) http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0411/26/news087.html
・ビジネスニュース 業界動向:自前主義からオープンソース活用へ、トヨタが車載情報機器の開発方針を転換 - EE Times Japan http://eetimes.jp/ee/articles/1111/28/news096.html
・2020年、車載向けOSは1999年のPC市場に匹敵する規模に - Linuxが首位の予想 | マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2013/11/21/212/
・オープンソースな自動車へ:Linux「AGL」発足 « WIRED.jp http://wired.jp/2012/09/25/linux-open-source-car/