目次
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- はじめに
- TL;DR
- 実際にコースを歩いた記録
- 参考資料
- MyEnigma Supporters
はじめに
東京にいる知り合いと久しぶりに会おうという話をしたら、
「村上春樹好きだったよね?
ノルウェイの森で主人公と直子が再会した時の
散歩コースを実際に歩いてみないか?」
と言われて、
正直、自分はノルウェイの森より、近年の作品の方が好きなのですが、
断る理由も無いので、一緒に歩くことにしました。
(事前に予習もしてました
)とある理由でノルウェイの森を数年ぶりに読み直している。なんか急に高校時代の事を思い出して、すごく不思議だな。記憶が繋がっているみたいだ。読むのは多分4、5回目だけど全然飽きないな。『ノルウェイの森』村上春樹著 (講談社文庫) Kindle版 https://t.co/6tXxSYLCN7
— Atsushi Sakai (@Atsushi_twi) 2022年5月8日
そのコースとは、
主人公(わたなべ)が、学生時代の自殺した友人「キヅキ」の恋人だった
「直子」と電車の中で久しぶりに再会し、そこから始まる
四ツ谷から駒込までの長い散歩コースです。
ノルウェイの森にはこのように書かれています。
我々は何かの目的があってここに来たわけではなかった。僕と直子は中央線の電車の中で偶然出会った。彼女は一人で映画でも見ようかと思って出てきたところで、僕は神田の本屋に行くところだった。べつにどちらもたいした用事があるわけではなかった。降りましょうよと直子が言って、我々は電車を降りた。それがたまたま四ツ谷駅だったというだけのことなのだ。もっとも二人きりになってしまうと我々には話しあうべき話題なんてとくに何もなかった。直子がどうして電車を降りようと言いだしたのか、僕には全然理解できなかった。話題なんてそもそもの最初からないのだ。 駅の外に出ると、彼女はどこに行くとも言わずにさっさと歩きはじめた。(P31)
しかし散歩というには直子の歩き方はいささか本格的すぎた。彼女は飯田橋で右に折れ、お堀ばたに出て、それから神保町の交差点を越えてお茶の水の坂を上り、そのまま本郷に抜けた。そして都電の線路に沿って駒込まで歩いた。ちょっとした道のりだ。駒込に着いたときには日はもう沈んでいた。穏かな春の夕暮だった。(P32)
実際のコースとしては、こんな感じだと思います。
(上記の記述を元に自分が歩いたGPSログです)
ググってみると、
実際にこのコースを歩いている記事が見つからなかったので、
同じことをしたい人の参考になるかもしれないので、
その時の写真と共に感想を載せておきます。
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