目次
- 目次
- はじめに
- 準備するもの
- iPad Pro + Dropbox + GoodReaderでの論文閲覧の様子
- Evernoteでの論文閲覧システムもためしたが。。
- 参考資料
- MyEnigma Supporters
はじめに
仕事柄、
技術論文を読むことが多いのですが、
自分は論文に赤ペンで沢山書き込みながら
理解していくタイプなので、
公開されている論文のpdfを毎回印刷して、
書き込んでは捨てていました。
(良い論文はスキャンして
Evernoteにまとめていました。)
しかし、毎回pdfを印刷するのは面倒ですし、
たまに書き込んだ内容を
あとで読み返したくなるので、
書き込んだ紙のデータを
すべて残しておきたいなと思っていました。
今回、
iPad Pro 9.7インチを別の用途で購入した所、
非常に快適な論文閲覧システムを構築できたので、
紹介したいと思います。
準備するもの
下記が準備するものです。
iPad
Apple iPad Pro 12.9インチ Wi-Fiモデル 128GB ゴールド ML0R2J/A
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iPadはApple Pencilを使う場合は、
iPad Proである必要があります。
自分はiPad Pro 9.7インチを使用しています。
ただし、後述の通り、
通常のタブレット用のスタイラスを使用する場合は、
iPad Proでなくても、通常のiPadでも
同じ論文閲覧システムを構築できると思います。
しかし、自分の感覚では、
論文を快適に読むためには、
最低でも9.7インチの大きさは必要な気がします。
かつて自分はiPad miniを使っていましたが、
画面が少し狭すぎて、論文は読みにくかったです。
Dropbox
続いて、Dropboxのアカウントを作成します。
論文を読むためのみであれば、
初めは無料アカウントで十分かと思います。
論文やその他のデータが大量になってきた場合は、
アカウントをアップグレードすることで、
保存データを1TBまで増やすこともできます。
GoodReader
続いて、PDF管理アプリとして有名な、
GoodReaderをダウンロードしておきます。
GoodReaderはPDFの閲覧機能だけでなく、
PDFへの書き込み機能、
サーバへのアクセス機能、
ファイル管理機能など、
非常に多機能なアプリです。
今回の論文閲覧システムは、
主にこのGoodReaderの機能を利用して実現しています。
スタイラス
本当は、Apple Pencilが最も良いと思いますが、
Apple iPad Pro Appleペンシル/MK0C2J/A
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とりあえず、赤ペンで論文に書き込むだけであれば、
下記のような普通のスタイラスでもOKだと思います。
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iPad Pro + Dropbox + GoodReaderでの論文閲覧の様子
具体的にどのように論文を閲覧できるのかを
説明したいと思います。
まず初めにDropboxでアカウントを作成し、
その中に読む論文(複数可)を入れます。
続いて、iPad上でGoodReaderを起動し、
Commectタブから、Connect to ServersのAddを押します。
そして接続先として、Dropboxに接続し、
論文のあるディレクトリをSyncすると、
論文がGoolReaderにダウンロードされます。
続いて、
pdfのファイルを開いた状態で、
三本指タップをして、
メニューバーを表示し、
その一番右下のボタンを押すと、
フリーハンドで絵を描くことができます。
一番上のメニューから、
線の色や太さなどを設定することができます。
このフリーハンドのツールを使うことで、
論文の文章に線を引いたり、
文字を書いたりすることができます。
自分は基本的にこのツールのみで論文を読んで、
メモを書いたりしています。
また上部メニューのEraserを選ぶと、
スタイラスでなぞった部分の書き込みを消すことができます。
その他にも、矢印を追加したり、
文字をタイプして追加したり、
四角で論文の一部を囲うこともできます。
また、ポストイットのように
メモテキストを追加することもできます。
このGoodReaderとDropboxの連携の素晴らしい所は、
下記のように、GoodReaderの右下にある
Syncボタンを押すと、書き込んだpdfファイルが同期され、
(一定時間おきに自動同期することも可能です)
そのDropbox同期されたファイルを
MacやPCなどで見ると、下記のように
ちゃんと書き込みが反映されることです。
これを使って論文を読むだけでなく、
論文を添削したりしてもいいですね。
非常に快適に論文を読むシステムを実現できたと思います。
Evernoteでの論文閲覧システムもためしたが。。
元々論文は、Evernoteで管理していたのですが、
Evernoteのpdfの書き込みツールが
非常に使いにくかったため、
論文閲覧システムとしては断念しました。
Evernoteはもう少し、
pdf管理ツールとして進化してもらえると嬉しいです。
参考資料
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