何も疑問を持たずに普通に生活している自分にとって,
見えない,または見ないようにしている現実がここにあります.
累犯障害者にとって,
実社会が刑務所よりも生きにくい環境であるならば,
彼らにとって,もうすでに刑務所は犯罪を反省し,
抑止するために場所ではなく,
生きるためのオアシスになるのです.
これは,そもそも刑務所が実世界よりも生きにくいという
仮定によって成り立っているためであり,
これが通用しない以上,そもそもの目的が変化します.
最後に,小飼 弾さんの書評の一部が非常に秀逸です.
404 Blog Not Found:返す言葉が見つからない - 書評 - 累犯障害者
福祉というのは、結局のところ、「かわいそうな誰か」を助けることではなく、「いつ不幸になってもおかしくない自分たち」を助けるために存在するのではないか。そうでなければ、わざわざ社会に参加し、その費用を負担する理由もまたなくなってしまうのだ。
始めて,福祉というのを
どのように考えれば良いのかを知った気がします.