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とある自律移動システムエンジニアのブログです。#Robotics #Programing #C++ #Python #MATLAB #Vim #Mathematics #Book #Movie #Traveling #Mac #iPhone

就活のWebテストで100点を取る方法

就活におけるWebテスト

これまで,iPhoneを使った就職活動のTipsについて書いてきました。


今回は就活の技術という意味では同じですが,

iPhoneとは関係のない,

別の話題について書きたいと思います.


それは,就職活動の最初の関門

Webテストについてです.


まず初めに,

「就職活動のWebテストで100点を取る方法」

というすごいタイトルを掲げていますが,

この記事の内容を読んでもらう前に,一つ注意点があります.


ここで書いているWebテストというのは,

ある特定のWebテストのことを意味します.

それは,

「自分のPC上で受けることができるWebテスト」

のことです.


つまり,よく言われるテストセンターを使用したWebテストもWeb上で受験するので,

ある意味Webテストだと思うのですが,

今回の記事の内容はこの種類のWebテストには当てはまりません.


また,この記事でのWebテストというのは,

学力テストのみのことを指し,

性格診断テストは含まれません.

(そもそも性格診断テストに点数というのがあるのかはわかりませんが...)


Webテストは,

ほとんどすべての企業の就職試験を行う上で,

一番初めの試練になることが多いと思います.


基本的にこのWebテストを通過しなければ,

面接はおろか,ESさえも書かせてもらえない場合が多いです.

なので,私はこのWebテストに合格することが

内定を勝ち取る第一歩だと思っていました.


Webテストの対策といえば,

やはり専門の参考書を使った勉強だと思います.


大きな本屋にいけば,かならず多くの対策本が陳列していますし,

また,ご丁寧にも,

たくさんの種類があるWebテストのそれぞれの対策本が準備されています.

自分も,就職活動を行っていた時は,第一志望の企業のWebテストとSPIの対策本を買い,

その2冊をそれぞれ3回ずつこなしました.

最新最強のSPIクリア問題集〈’17年版〉

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これが本当のSCOAだ! 【2016年度版】

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しかし,

このようにWebテストの対策をすることも重要でしたが,

就職活動を終えて,

今強く思うことは,

"どのようにWebテストを受けるか?”

ということをちゃんと考えることが重要だということです.


自宅や学校のPCで受けられるWebテストというのは,

試験の受け方というのを,自分で決定することができます.

これはいわゆる通常の試験とは大きく異なります.


通常の資格などの試験の場合は,

基本的に試験時間が決まっており,

持ち込めるものは筆記用具だけで,

もちろんテストは自分一人で受ける必要があります.


一方,この種類のWebテストは

基本的にいつテストを受けようが,

どんな資料を使おうが

誰と一緒に受けようが

自由です.

(この自由という意味は,誰も監視することができないという意味です.)


つまり,Webテストというのは

その人の知識だけでなく,

どのように受けるかということが,

他の受験生との差別化につながるということです.


では,どのようにWebテストを受ければいいのでしょうか?

自分の場合,まず初めに

このWebテストというものの分析から初めました.


実際に,たくさんの種類のWebテストを調べ,

また,それらの対策本をこなし,

そして,いくつかのWebテストを実際に受けてみて,

Webテストというものを詳しく調べてみました.


その結果,自分がWebテストを受ける上で,

もっとも重要だと思ったことは,

”Webテストは解答スピードが命”

ということです.


先程も述べた通り,

Webテストにはたくさんの種類があり,

それぞれのWebテストでは,

受験しなければならない科目や,

その科目の中の出題傾向が異なります.


しかし,実は一貫して言えることは,

Webテストの問題自体はさほど難しくない

ということです.


おそらく難しい問題を出題すると,

その人の専門によって

結果に偏りがでることや,

Webテスト自体の目的が,

”一般的”な常識を見ること

にあるからだと思います.


では,Webテスト受ける上では,

何が一番の問題なのでしょうか?

それは,

問題数の多さ

です.


基本的にWebテストはほとんどすべてが,

短い時間にたくさんの問題数を解くことを要求します.



あるWebテスト対策本によると,すばやく簡単な問題を解かせることで

日常的なタスクをどれだけ効率的に解くことができるのかを見ているらしく,

また,たくさんの問題を解かせて,その正答数を見ることにより,

仕事をどれだけ早く,そして正確にこなすことができるのかを見ているらしいです.


つまり,Webテストでは

そこまで難しくない問題を大量に,

そして確実に解答することが求められます.


では,どのように,

このような傾向をもつ

Webテストを攻略するべきでしょうか?

いろいろな方法があると思いますが,

自分の場合,以下のように考えました.


もし,テストの解かなければならない問題数が一定で,

自分の単位時間あたりに解ける問題の量があまり変わらないとするならば,

(ちゃんとテスト対策はしますが,

 急に10倍の速度で解けるようになるとは思いません)

増やせるのは,

解答する人の人数です(笑).


つまり,Webテストでは,

基本的に何人で受けてもいいので,

できるだけ,多くの人数で問題を解き,

一問あたりに使える解答時間を多くする必要があります.


基本的に,問題自体はそこまで難しくないので,

一問に使える時間が長くなれば,

その問題を余裕で解くことができ,

このブログの記事のタイトル通り,

Webテストで100点をとることも

夢ではないのです.


では,Webテストで100点を取るためには,

単純に解答する人数を増やせばいいのでしょうか?


自分が思うに,

それは違うと思います.


もし,解答する人数を増やし,

たくさんの人が同時に一個のディスプレイを見て

問題を解いたとしても,

基本的に一問の解答時間は増えません.


なぜなら,みんなが同時に一つの問題を解いており,

結局,その中でもっとも優秀な人が解く時間に合せて,

解答が進んでいくだけだからです.


他の人は,解いていた問題を途中でやめて,

次の問題に移り,

そして,また優秀な人が次の問題もいち早く解答するので

その人は次の問題も解くことができないでしょう.

これは,人的リソースの大きな無駄遣いです.


つまり,

Webテストの問題を

複数の人間に分担し,

それぞれの担当者が

同時に別々の問題を解く必要があるのです.

VNCを使用したWebテスト受験方法

長くなりましたが,

ここからが本題です.


自分は,複数の人が同時に別々のWebテストの問題を解くために,

Virtual Network Computing (VNC)の技術を使いました.

VNCとは,リモートデスクトップ技術のひとつで,

自分のPCの画面上で

他のサーバPCの画面を見たり,

サーバPCを操作することができます.


自分は,このVNCのソフトを使用して,

以下の要領でWebテストを受験しました.

1. Webテストを受ける本人とサポータ(協力者)を同じ部屋に集めます.

 
自分の場合,いつも約5人でWebテストを受けていました.

2.Webテストを受ける本人を,WindowsPCに配置し,そのPC上でVNCのサーバを立てる.

別にWindowsでなくても,VNCのサーバを立てることができれば,どんなPCでもいいと思います.

ただネットワークの接続が不安定だと問題なので,

マシンパワーの高いPCを使用したほうがいいと思います.


2011/01/13追記:やっぱりPCの環境の差によって,変なことが起きると怖いので,

Webテストを受ける時はWindows PCでブラウザはIEの方がいいと思います.

3.サポータがVNCクライアントでサーバにログインする

Webテストの受験をするサポーターのそれぞれが個々のPCを使い,

VNCクライアントソフトから,先ほどのサーバのPCにログインし,サーバPCのデスクトップ画面を見れるようにする.

MacPCの場合,VNCクライアントソフトとして,Chicken of the VNCを使いました.

4.Webテストを受ける本人が,サーバーPC上で実際にテストを受ける準備をする.

 
VNCで繋がっているので,サポータはそのサーバPCのデスクトップ上の動きが自分のPC上で見えている状態です.

5.各担当者の問題数を決定する.

基本的にWebテストでは,本番のテストを受ける前に,

問題解答を練習できる時間があり,そこで,本試験の時間と,本試験の問題数を知ることができます.

そこでその問題数とそこにいる人の人数から,それぞれの担当の問題数を決定します.

例えば5人でWebテストを受けていて,問題数が40問であったら,一人一人に8問割り当てるって感じです.

6.問題文のスクリーンキャプチャを各担当者に取ってもらう.

続いて,ついに本番のWebテストを開始します.

まず初めに,それぞれの問題を画面に表示して,

その問題の担当の人に,その問題文が映っている画面をスクリーンキャプチャしてもらいます.

サポータの人のPC上で,サーバPCのデスクトップが見えているのでこのようなことができます.

また,ただ問題をスクリーンキャプチャするだけなので,ほんの数分で終わります.

7.スクリーンキャプチャした画面を元に,各担当者が担当の問題を解く

あとは各々が,担当した問題をスクリーンキャプチャした画像を見ながら解くだけです.

自分の場合,サーバPCに配置された人は事前に解く問題数の割り当てを減らし,

他の人が解いた問題の答えをどんどん書き込む仕事も行ってもらいました.


以上のように,VNCをつかって,画面共有を行い,

その画面上の問題文をキャプチャーすることにより,

素早く問題をそれぞれの担当者に配布することが可能になります.


例えば,一人の人が画面キャプチャをして,

それらの画像をメールで送ることも考えましたが,

やはり素早く問題を配布するという意味では,この方法が最も早かったです.


この方法を使うと,実質5人でWebテストを受けると,

一問に5倍の時間をかけることができます.

これだけ時間に余裕があると,ほぼすべての問題を完答することができます.


しかし,やはり,

解答時間がたくさんあると言っても,

問題を解くためには,

ある程度Webテストの問題の知識が必要なので,

基本的には,日々Webテストの対策を行っている,

就活生同士でメンバーを構成したほうがいいと思います.


また,手元には計算のための関数電卓やメモは

たくさん用意しておいたほうがいいと思います.


加えて,Webテストの問題によっては,

どうしても解けない問題があります.


そんな時は,

その問題文そのものをググると,

実は答えがWeb上で議論されていたりします.

なので,もしどうしてもわからない問題が出題されたら,

一度ネットで検索してみることをおすすめします.

ちゃんと,問題の割り当てができていれば,

これぐらいの時間は十分あるでしょう.


また、もしWebテストに英語の教科などがあったとしたら、

メンバーの中に帰国子女の人を入れたほうがいいと思いますし、

他にも、得意分野を分散させて、

それぞれの問題を,

それぞれ得意な人に振り分けることも重要だと思います。


自分はこの方法を使って、

合計5社のWebテストを受けましたが,

すべて合格することができました.


是非,多くの人にこの方法を使ってもらい,

自分の志望する企業の内定を勝ちとってもらいたいと思います.

参考資料

上記の方法でWebテストを協力して乗り切るとしても,

テストを受ける一人ひとりが,

ある程度Webテストに慣れておくことは重要です.

自分の場合,下記の二冊をそれぞれ5回解きました.


基本的にWebテストは特定の問題形式に慣れればOKなので,

下記の二冊を繰り返し解くことで十分だと思います.


これが本当のSPI3テストセンターだ! 【2018年度版】

これが本当のSPI3テストセンターだ! 【2018年度版】

【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2018年度版】

【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2018年度版】



個人的には

テスト勉強にたくさん時間を割くよりも

企業研究や説明会に参加することに多くの時間を割いたほうが,

就職後のための力になると思います.

企業の人事の人と焼肉を食べて企業研究ができる無料サービス: 『ニクリーチ』

就職活動では、

様々な企業の実際の雰囲気を知ることが需要です。

企業説明会などに行くと、実際の企業の人と話をできるので、

企業の雰囲気や実際の所を知ることができますが、

やはり企業説明会のようなかしこまった場所では、

本当の雰囲気やぶっちゃけた話などはしづらいと思います。

 

そんな時におすすめなのが、

下記のリンクのニクリーチという就職活動サポートサービスです。

これは、就職活動をしている学生が無料で登録し、

興味のある業界などを登録しておくと、

企業側から連絡が来て、実際にその企業で働いている人と

焼肉を食べることができるサービスです。

実際に一緒に食事をすると、

その企業の雰囲気や仕事内容などを直接知ることができるので、

かなり便利かと思います。

 

登録は無料なのでとりあえず登録してみてはいかがでしょうか?

 

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