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フリーは世界や学生を救う

読書メモ

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

作者: クリス・アンダーソン, 小林弘人, 高橋則明



なにかとネットや本屋で話題になっている本ですね.

結論としては,すばらしい本でした.

とても面白かったです.

一気に読み切りました.

他の人にも多いにおすすめします.


無料というのは企業だけではなく,学生という将来の顧客を囲い込むのにもいい方法だと,自分は思いました.

どんなに,優秀な人材でも,学生時代はそんなにお金はもっていないものです.

特に,本当に好きなもので無い限り,無料版から有料版にはアップグレードはしませんね.

しかし,学生にとって,すばらしい商品であれば無料版でもうれしいものです.

特に,自分のようにEvernoteが無ければ,就職活動ができないような人間には,

無料版でも十分うれしいです.

(企業の情報から募集要項,みん就のデータ,ES, 説明会の予定,会場の地図まで,自分はすべてEvernoteで管理しています.

 何度,Evernoteに助けられたことか(笑)

 これについては今度ゆっくり書きたいと思います.)

これだけお世話になっているので,自分は就職したら絶対にEvernoteのプレミアム会員になりたいと思っています.

これもフリーミアムの戦略なのでしょう.


またこの無料は世界のためにもなっていると言えます.

学生のような,お金が無い人たちでもすばらしいソフトを使えるようになることは

国や世界自体への貢献だと思いますね.

もし,これによって,例えば大学における研究がはかどり,

(自分は研究にもEvernoteを使っています.)

それが結果に繋がるのであれば,それはお役所や大学自体の訳の分からない政策より,

学生にとって多いに役に立っていると思います.

つまり,フリーはボランティアでもあり,世界全体の生活の底上げにもなるのではないでしょうか?

特に発展途上国の人なども利用できるのはすばらしいことです.

やはり,無料と一円の間には大きな壁があると思います.



最後に五臓六腑が震えた部分を


近年の傾向を見ると,テレビの視聴時間はすでにピークを過ぎている.

人々は同じ画面でも,消費するだけでなく,生産もできるコンピュータの画面を選ぶ事が増えて来ているのだ.


フリーのルール

1. デジタルのものは,遅かれ早かれ無料になる
2. アトムも無料になりたがるが,力強い足取りではない
3. フリーは止まらない
4. フリーからもお金儲けはできる
5. 市場を再評価する
6. ゼロにする
7. 遅かれ早かれ,フリーと競い合うことになる
8. 無駄を受け入れよう
9. フリーは別の物の価値を高める
10. 気象なものではなく潤沢なものを管理しよう.

すばらしい一冊でした.

ロングテール理論の本も読みたくなりました.

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